内容は私にとって非常に心を揺さぶられるものでした。
元のタイトルが”The Golfer & The Millionaire”とあるように、タイトルを諦めたレッスンプロ「ロバート」と、事故をきっかけに知り合う「お金持ち」のお話しを通した成功哲学書といったところでしょうか。
ロバートは過去の失敗から立ち直ることができません。表面上「諦めた」生活を送っていますが、本心からでなくその思いはくすぶっています。やけになり事故を起こしたところをお金持ちに救ってもらいます。
それを機会にロバートはお金持ちから彼自身が持っていた弱い心からも救い出されていくことになります。
この出会いは、あまりに強引で無理がある展開ですが、本書を読み終わってみるとそれが必然であったとどうしても思えてなりません。そんなパワーが本書にはありました。
ただ、私はというと、強い焦燥感におそわれています。
お金持ちが文中で指摘した「うまくいかない言い訳」と「100%の決意」と「心の闇」は私にぴったり当てはまるような気がしてなりません。はっきりと「追い込まれた」実感があります。
ロバートは「心が弱い」だけだったので「お金持ち」にめぐり会うことが出来たのでしょう。もう、それは出会う必然だったのだと思います。
私はその出会う必然にまだまだ到達しそうに無いことを認める自分に強い動揺を感じました。
要約