1分間パパ―わが子をどうほめ、どう叱り、どう導くか スペンサー ジョンソン Spencer Johnson 小林 薫 |
あるがままの自分を我が子に正面からぶつける勇気
子供たちの顔を一人ひとり、1日のほんのわずかな時間でいいから、心を込めて見つめてやろう。
簡単に言うと、1分間の間にしっかりと我が子をしかり、少し黙ることで不快感を与え、その不快感が行為そのものにあって、子供自身への不快感では無いことを示して、終わる。
本書を読む前に、子供を叱ったあと、逃げるように避けた子供を追いかけて叱ったことが、何度あっただろう?
彼(女)らは、深く傷ついたかもしれない、でも、叱った方はもっとつらかったりします。
この本は、偉い親になろうと言う本ではないと私は感じました。
ただ、子供を一人の人間として尊重した上でこの本のような実践を行えば、本当に1ヶ月で、子供が一人の人間として、自分にも分かるメッセージを送ってくれるようになるような気がします。
早速、読後の今日から私もちょっとだけ1分間パパになってみようと思いました。
自分の不快感を明確にメッセージして、子供に不快感を与えることの重要性を訴えています。それも痛みや罰ではなく精神的苦痛をほんの少し(数秒間)与えるだけで、子供は不快なことを避けるようになるようです。大事なのは叱られた痛みを記憶させるのではなく、叱られることになった自分の行為を後悔させることが必要なようです。