上達の法則―効率のよい努力を科学する
岡本 浩一
効率のよい努力を科学する
上級者と中級者の違い
ある分野の中級者ぐらいになっていてさらに次のステップ、上級者になる為に必要な行動指針として本書は非常に役に立つと思います。
アイコニックメモリ(感覚記憶)からワーキングメモリへとそして長期記憶へと移行しそのことを習熟することに必要なことは、メタファー(言語化)と手続き動きのコーディングにある。
確かに一部の天才的な達人は別として、多くの上級者はその得意分野の説明が非常に上手で言葉での表現も分かりやすく話せる人が多いことに気付きます。
効率の良い上達する為には得た経験をできるかぎり言葉にして自分に説明する、できれば書きとめる。
その書く行為そのものが整理し、把握し、記憶する行為となる。次の機会により上級者に近づいた対応ができるようになるということになります。
書いてまとめることが出来なければ、理解しているともいえないのかも知れません。